TOHOシネマズ名古屋ベイシティで「ドント・ブリーズ」を観る。怖い…いや、それより、理不尽。
映画『ドント・ブリーズ』 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ
街を出るための資金が必要なロッキーは、恋人マニー、友人アレックスと共に、大金を持っているといううわさの目の見えない老人の家に忍び込む。だが、老人(スティーヴン・ラング)は、驚異的な聴覚を武器に彼らを追い詰める。明かりを消され屋敷に閉じ込められた若者たちは、息を殺して脱出を図るが……。
来るとは分かっているけど、怖い…!
怖かったなあ、この作品。逃げ場を求めて追っかけ回されて、死の恐怖におびえて…。正直、スクリーンを凝視はできなかったね。薄眼がちに観てた。
この手のものって、ビックリさせる演出があるじゃないですか。ドキッとなるのが怖いから、こっちもあらかじめ予想してたりしてね。「そう来るのは分かってるんだぞ! そんなに簡単に驚かないぞ!」って。
そう、まるで暗い部屋に入っていく時に「おーばけが、いーるのーは、わーかってるー!」って、自分で作曲した歌をうたって気をまぎらすのに似ている。「そーこかーら、でーてくるのは、わーかってるー!」って思いながら観てました。構えてないと、心臓に悪くて。
それより怖かったのは、理不尽さ
でもね、そういう「死んじゃうかもしれない恐怖」よりも、この世を生き抜くほうが怖いのかもって思った。生きている中で、いつ理不尽な仕打ちにあうか分からない。そういうアクシデントのようなものが、怖い。
この作品の登場人物の誰にも、いい印象を持たなかった。観終わったあとに残った感情は、理不尽。正しい理由はひとつもないように感じた。でも、それがこの世で生きているための理由だったんだなあ。
サッカー選手に例えたら、こんなタイプ
常に2手、3手先を考えて相手のパスコースを消してくるミッドフィールダー。
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