109シネマズ名古屋で「アメイジング・スパイダーマン2」を観る。久しぶりにヒーローらしいヒーローだった。でも、敵を倒してバンザーイ! というような単純な話ではない。ヒーローは人々に希望を与え、絶望も与える。ヒーローに慣れない人も同じで、そういう葛藤を持って進むべき道を歩んでいかなければならない。
アメイジング・スパイダーマン2™ | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ
スパイダーマンとしてニューヨークの平和を守り、グウェン(エマ・ストーン)との関係も好調なピーター(アンドリュー・ガーフィールド)。だが、旧友のハリー・オズボーン(デイン・デハーン)がニューヨークに戻ってきたのを機に、充足していた生活が微妙に変化していく。そんな折、サイ型パワードスーツを装着したライノ(ポール・ジアマッティ)、人間発電機エレクトロ(ジェイミー・フォックス)という敵が出現。苦闘を強いられる中、追い打ちをかけるように怪人グリーン・ゴブリンとなったハリーが襲い掛かってくる。
引用元:映画『アメイジング・スパイダーマン2』 – シネマトゥデイ
久しぶりに観たよ、こんな軽いヒーローは。アメリカン・コミックのルパン三世だね、スパイダーマンって。ピーターとグウェンの甘いラブ・ストーリーも、恋愛の陽の部分を徹底的に表現している。失恋したばかりでこの作品を観たら、心が痛いぞ。でも、それだけになっていないんだよね、この作品って。
ヒーローが悪と戦うと、建物が壊れる。そこに人がいたら、死んでいるかも。しかしそれは描かれることはない。これはひとつの例だけど、ヒーローの行動は、すべての人を幸せにするわけではない。そういう「ヒーローのせいで絶望してしまった人」も描いているのがこの作品。
ヒーローではないボクらも、自分の行動がすべての人を幸せにするわけではないよね。誰かを邪魔することになるかもしれない。それを恐れていたら進めないから、前を向いて進んでいかなければ。ストーリーの中にあるグウェンのスピーチは、ボクたちにも向けられているんだ。希望を持って、明るく、苦しみを乗り越えよう。
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