109シネマズ名古屋で「エイプリルフールズ」を観る。いろんな人間がいろんな嘘をつく。嘘が飛び交い過ぎて、何が本当だか分かんなくなってきた。
人に対して恐怖心を抱いてしまう清掃員のあゆみ(戸田恵梨香)は、一晩だけ関係を結んだ外科医の亘(松坂桃李)に対して、身ごもっていると打ち明ける。ところが亘は、エイプリルフールだからとあゆみの言葉に耳を貸さなかった。居ても立ってもいられなくなったあゆみは、亘がいるイタリアンレストランに向かう。一方の亘は、きれいなキャビンアテンダントの麗子(菜々緒)とランチを楽しんでいて……。
人はどこまでを嘘だと思うんだろう。嘘をつかれたら怒るんだろうか。それとも、嘘だと分かっててつき合うんだろうか。嘘のような本当の話もあって、何がなんだか分からなくなってくる。
いろんなキャストが出てきて、それが複雑に絡み合っている。「そことそこも、そんな関係なの!」と思うくらいのところにまで繋がりがある。でも、それに心を配るあまり、ちょっと強引に見えるところもあった。
あと、これは別にエイプリルフールで縛らなくても十分成立するんじゃないかと思ったよ。むしろ、エイプリルフールは嘘をついても許される日って心の底から思っている人は世間にはそんなにいないんじゃないかなあ。
ボクもなんかエイプリルフールに嘘を仕掛けようと思うこともあるけど、いつも止めるんです。うまい嘘がつけないこともあるし、信じてしまう人も少なからず出てしまうと思うから。
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