109シネマズ名古屋で「ベイビー・ドライバー」を観る。ここまで映像と音楽がシンクロした作品をボクは観たことがない! だって、全編が、だよ!
映画『ベイビー・ドライバー』オフィシャルサイト|ソニー・ピクチャーズ
幼い時の事故の後遺症によって耳鳴りに悩まされながら、完璧なプレイリストをセットしたiPodで音楽を聴くことで驚異のドライビングテクニックを発揮するベイビー(アンセル・エルゴート)。その腕を買われて犯罪組織の逃がし屋として活躍するが、デボラ(リリー・ジェームズ)という女性と恋に落ちる。それを機に裏社会の仕事から手を引こうと考えるが、ベイビーを手放したくない組織のボス(ケヴィン・スペイシー)は、デボラを脅しの材料にして強盗に協力するように迫る。
冒頭でこの作品は十分楽しめる!
タイトルが出るまでのシーンを観ただけで、この作品は十分楽しめる。音楽に合わせた一連のシーンを捕りたいという気持ちが乗った、いいものだ!
カーチェイスだけでなく、全編音楽のリズムに合わせたつくりになっている。セリフのタイミングも、役者の動作も、効果音もすべて。冒頭のカーチェイスのシーンに続く、ベイビーがコーヒーを買ってくる一連のシーンもいい! Button Down Brass の Tequila が使われているシーンなんか、最高だね!「テキーラ!」のコールで……ね! 映画「キングスマン」での Give it Up の使われ方と同じくらいテンション上がった!
音楽が日常のリズムをこんなに華やかにするものかと関心したのです。音楽の役割は偉大。ラジオのワイド番組でどんな曲が流れるかってのも、生活に密着しているメディアだからこそすごく大事なことだ、と、自分がやっていることに引きつけて思うこともありました。
ベイビーと周りの人間関係にも注目
でも、カーチェイスばかりをやっているかというと、そうではなくて、ベイビーの成長もみることができるし、登場人物たちの関係の変化に注目してもスリリング。
愛の物語、というふうにも感じた。ベイビーとデボラの関係だけでない、ベイビーの関わる人たちとも。ベイビーがキュートにみえる一面が、ここにある。
失敗はすることがあっても、それを包み込んでくれる人がいることがどれだけ幸せか。お金よりも大事だな、そういう愛情のある人間関係って。
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