109シネマズ名古屋で「ブラックパンサー」を観る。いやー、「アベンジャーズ」で観たいです! ブラックパンサーとソーが、親父について語り合うシーンが。
アフリカの秘境にあるワカンダで産出される鉱石ヴィブラニウムは、全てを破壊してしまうほどのパワーを持つ。歴代の王は、悪用されないように鉱石の存在を極秘にしていた。若くして王になったティ・チャラ(チャドウィック・ボーズマン)は、謎の男エリック・キルモンガー(マイケル・B・ジョーダン)がワカンダに潜入しようとしていることを知り……。
みせられない弱みは、ソーになら……
ちょっと既視感がありましてね。「マイティ・ソー バトルロイヤル」にも、こんなシーンがあったんじゃなかったっけ、って。
どちらも、父親が偉大な人。その影を追い、成長した息子同士が、バーかどこかで「お前も、まあまあ大変だよな」「いや、お前もな」と、慰め合うシーンを「アベンジャーズ」で観たい!
ま、ソーについてはあの一味と会ってるから、まずはあのキャラクターとの絡みを観てからだ。こっちはもう、確実にあるから、楽しみ。
マーベルっぽくないのは、現実と重ねて観てしまうからか
いや、違う。「ブラックパンサー」だ。アフリカの文化と近未来的要素が混ざった国、ワカンダ。ティ・チャラが王となるシーンで、この国の伝統を知る。
そして、それが後半に見事つながっていく! マーベルっぽくないなあと思って観てた前半なんだけど、さすがだなあ。
そう、マーベルっぽくないんですよ、どこか。そう思ったのは、アフリカの自然と近未来都市の融合という、今までにないビジュアルだったから。そして、黒人のこれまでの歴史を反映したストーリーにもなっていたから。
それはキルモンガーが雄弁に語ってくれる。社会のある層に多くいる黒人の気持ちを代弁するかのように。それを受けて、ティ・チャラはそれまでの王とは違う行動を取る。
国際社会で黒人がどうみられているか、っていうのも織り込まれてたよなあ。そんな意図はなくても、それが言葉に出てしまう、というか。……あのね、マーベルの作品は絶対に、観ているシアターが明るくなってから席を立った方がいいですよ。
現実とは違うお話だ、とならずに、どこか今の国際情勢や国際社会と似てるなあって思いながら観られるのが、ボクがマーベルっぽくないと思うところです。ヴィヴラニウムと聞くと、ボクはプルトニウムをどうしても思い浮かべてしまう。
シュリがいいよね、ティ・チャラの心の支えだよね
……というテーマがある中で、ティ・チャラの妹、シュリがよい。兄を引っ掛けるシーンなんて、いい妹だ。王になったばかりでプレッシャーのある兄を、いい意味で茶化すことができるのは、ずっと一緒にいる妹にしかできないよね。
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