TOHOシネマズ東浦で「ボス・ベイビー」を観る。ずっと観ているとジワジワとハマってくる、ボス・ベイビーのキャラクター。
両親に愛され、幸せな毎日を送っていた7歳の男の子ティム。ある日突然、彼のもとに弟だという赤ちゃんがやってくるが、黒いスーツとサングラス姿で手にはブリーフケースを持っていた。困惑するティムを尻目に、両親は赤ちゃんに絵本を読んだり、ハグをしたりと言いなりだった。やがてティムは、弟がベイビー株式会社の社員で、世界の愛情の比率が赤ちゃんより子犬に傾く中、発表される予定の新種の子犬の正体をつかむよう命じられていることを知る。
ボス・ベイビーにハマると、グッとおもしろくなってくる
見た目は赤ちゃんなのに、しゃべっている内容は大人。このギャップにおかしみが生まれる。ということは、しゃべっている内容や口調が、かなり大人っぽくないとユーモアが生まれない。これは難しいよお。
声を演じたのは「サタデー・ナイト・ライブ」の常連、アレック・ボールドウィン。日本ではムロツヨシ。コメディー演技に定評のあるボールドウィンと、個性派俳優のムロツヨシ。
「そこまでいくか?」というくらい、キツめのユーモアが散りばめられている。それは大人の笑いだ。逆に、子供が笑うギャグも入っている。「ドリフの頃から、この手の笑いは普遍だね」と、春休みで劇場に来ていた多くの子供たちの笑い声を聞きながら思ったよ。
長男や長女なら、ティムの気持ちはよく分かる。愛情を全部、下の子に取られてしまうこの感じ。男ふたりのチームをテーマにした作品によくある、反発から仲間になっていく様子を借りながら、弟を受け入れる兄貴、という構図になっている。
ボス・ベイビーのキャラクターを受け入れられれば、この作品にもすっと入っていけるだろうな。ボクは吹替版で観たけど、字幕でも観てみたい。
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