ミッドランドスクエアシネマで「ブリッジ・オブ・スパイ」を観る。ヒーローはいない。いたのは、職務に忠実な男たちだ。
映画『ブリッジ・オブ・スパイ』オフィシャルサイト 大ヒット上映中
アメリカとソ連の冷戦のさなか、保険関連の敏腕弁護士ドノヴァン(トム・ハンクス)は、ソ連のスパイであるアベル(マーク・ライランス)の弁護を引き受ける。その後ドノヴァンの弁護により、アベルは死刑を免れ懲役刑となった。5年後、アメリカがソ連に送り込んだ偵察機が撃墜され、乗組員が捕獲される。ジェームズは、CIAから自分が弁護したアベルとアメリカ人乗組員のパワーズ(オースティン・ストウェル)の交換という任務を任され……。
ヒーローはいない、職務に忠実な男がいたのだ
この中にヒーローがいるかというと、ボクは誰もいないと思ったよ。それは、ドノヴァンは自分の仕事をしただけだから。アベルもそうだし、パワーズもそう。自分の職責をきちんと果たした男たちの物語だ。
職責を果たすことで、周りからは冷たい視線を浴びることだってある。それでも自分の職責を果たすことができるのか。
今はネットがあるから、どこからどんな意見が飛んでくるか分からない。匿名である意見は、時にして無責任。そんな意見に心が折れそうになることだってあるだろう。
ドノヴァンの交渉術は観ごたえあり
ドノヴァンの交渉術にも注目。決して高圧的になることはなく、柔らかい物腰で相手の懐に入っていく。彼でなければ、こんなタフな交渉はできなかっただろうな。
サッカー選手に例えたらこんなタイプ
どっしりと構えるセンターバック。
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