109シネマズ名古屋で「ザ・コンサルタント」を観る。思ってたのと違った。ちゃんと観ることができてよかった。
小さな町で会計士として働くクリスチャン(ベン・アフレック)のもとに、ある日大手企業からの財務調査のオファーが寄せられる。調査を進めるうちに彼は重大な不正を発見するが依頼は突然取り下げられ、それ以来クリスチャンは身の危険を感じるようになる。実は、彼は闇の社会の会計士として各国の危険人物の裏帳簿を握るすご腕の暗殺者だった。
クリスチャンの行動は、生まれもった特性から
「表では会計士、裏の顔は殺し屋」のストーリーだと思って観ていたら、違った。この作品、そっちじゃない。
すごいんですよ、クリスチャン。自宅のガレージに車を入れるところなんて、地味だけど曲芸をみているみたいだもん。
それに、そのシーンがフリになって、後に彼が直面する心の乱れを表現する。なるほど、これが後にピンチを生み出すんだな…と思ったボクは、なんて浅はかだったのか。
すべてたつながった時に、この作品の真の意味を知る
会計士としてのクリスチャンの行動と、幼いころのクリスチャンの思い出が交錯しながら進むストーリー。そして、事件をきっかけにウルフの招待を追い詰めていくFBI。その関係がすべてわかった時に「そうなのか! そういうことなのか!」と思ったのです。
ボクらが見えていない世界が、別のところにあるんだろうなあ。それは意外と近い場所にあるんだなあ。そっちの方が実は、能力としてすごい人が集まっているんじゃないだろうか。
すご腕の殺し屋、という目でこの作品を追いかけないほうがいい、ということは言える。マイノリティーがどう生きるか、ということにもフォーカスされた作品だ。
あと、個人的にはジャクソン・ポロックのことを知っていてよかった。
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