TOHOシネマズ東浦で「デッドプール2」を観る。自分の美意識の延長に正義がある。そして、それを徹底的に笑いでカモフラージュ。そんなデッドプールが好きだ。
のんきに過ごすデッドプール(ライアン・レイノルズ)の前に、未来から来た“マシーン人間”のケーブル(ジョシュ・ブローリン)が現れる。大好きなヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)のためにまっとうな人間になると決めたデッドプールは、ケーブルが狙う不思議な力を持つ少年を守ろうと、特殊な能力があるメンバーだけのスペシャルチーム「Xフォース」を作る。
今回もデッドプールはすべてお見通し!
「これはファミリー映画だからね」と、冒頭で言っている。まさか、どうやって? と思ってたけど、最後まで観たら確かにそうだ。
そして、デッドプールが言う。「ほらね、ファミリー映画だったろ?」もう、なんでもお見通しだな、お前は!
そういうデッドプールの性格をしっかり把握してから観るといいんでしょうね。カッコいいことを言ったり、ヒーローのようなことをやったりしても、照れが4分の3くらい入っているという性格が理解できていると、どんどんこのキャラクターの魅力にハマる。
ストーリーについては、観ている人の納得いくものではないかもしれないけど、それも本編で言ってるからね。「ひどい脚本だ」って。分かってるよ、ってところも全部笑いに変えているのが、デッドプール。
ボクが流した涙は、笑いのものなのか、感動のものなのか
笑っている中に、強いメッセージがぽんぽん放り込まれている。そんな感じがするけど、いつものようなコメディ作品。壮大なピタゴラスイッチを観た、という気もするけど。
笑いの涙なんだか、感動の涙なんだか、よく分からないものが流れてきましたよ。こんなに泣ける感じになっているとは思わなかった。
あと、マーベル作品を観てきた人へのごほうびというか、最後の最後で……! ボク、平日の昼間に観たんだけど、その回でよかった! 前後左右に人がいなくて助かったよ。体を曲げた「く」の字になって笑ったもの! ポカーンとする人もいると思うけど、まあ、おまけですから!
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