TOHOシネマズ名古屋ベイシティで「エル ELLE」を観る。腹をくくった女性ほど強いものはない。

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映画『エル ELLE』公式サイト

ゲーム会社の社長を務めるミシェル(イザベル・ユペール)はある日、自宅で覆面の男性に暴行されてしまう。ところがミシェルは警察に通報もせず、訪ねてきた息子ヴァンサン(ジョナ・ブロケ)に平然と応対する。翌日、いつも通りに出社したミシェルは、共同経営者で親友のアンナ(アンヌ・コンシニ)と新しいゲームのプレビューに出席する。

引用元:映画『エル ELLE』 – シネマトゥデイ

エンドロールでボクの心に浮かんできたもの

いろんなことが起こった作品。エンドロールが流れている間、頭の中でストーリーを振り返っていた時に浮かんできたことが「腹をくくった女性ほど強いものはない」ということ、ついでに浮かんできたのは、あの人やあの人のこと。

なりたい自分になる、というのが薄っぺらいものに聞こえる。実際は、仕事の前に生活をしなければならないことが多くて、なりたい自分になるために自由に行動する、なんてことは簡単にはできない。単純に考えても、家事をしながら仕事をすることのなんて大変なことか!

本当は思いっきりやってみたい。でも、私には他にやらなければならないことがある。それなら私がやらなければならないことを全部やってやる! という思いの女性は、きっといるだろう。

ミシェルの生い立ちを観て、そんなことを感じた。警察に通報しないのはそういう信念があるからだと思ったし、ラストの展開なんて、ミシェルはもちろん、アンナも強いなあと思ったし、強いという意味では、向かいの住人のレベッカだって!

白鳥のようだね。水面より上は優雅に見えても、水中では必死に水をかいている、という。いろんなものを背負って生きている人の強さが、最後にボクの中でじわーっと浮かんできた。

いくら仕事ができても、お金を持っていても、生きる力を持っている人が一番強いんじゃないかなあ。