109シネマズ名古屋で「イコライザー」を観る。一家に一台、いや、ひとつの街に一人いれば平和が保たれる、そんなことを思う作品。この感じ、どこかで味わったなあ…と思ってたら、思い出した! マンガ「シティーハンター」もこんな感じだ!

映画『イコライザー』 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ

ホームセンターに勤務するマッコール(デンゼル・ワシントン)は、かつてCIAで名をはせた工作員であったが引退し、ひっそりと生活していた。ある夜、少女の娼婦(しょうふ)、テリー(クロエ・グレース・モレッツ)がロシアンマフィアにひどい扱いを受けているのを知ったことから、マッコールは自分にしかできない仕事をすることを決意。それは、警察が手出しできない不正を瞬く間に解決へと導くことだった。

引用元:映画『イコライザー』 – シネマトゥデイ

ボクが小学生のころでしたか、週刊少年ジャンプに連載されていた「シティーハンター」の単行本を発売日から日を置かずに買っていました。…そういえば、今は単行本の発売日ってチェックしなくなったなあ。当時はどうやってチェックしてたんだろう。隔月の10日だったかなあ。

新宿を舞台にスイーパーとして活躍する冴羽リョウのカッコよさに憧れ、アニメではエンディングに流れていたTM NETWORKの「Get Wild」のカッコよさにしびれ、その後からTM NETWORKを追いかけるようになったので「シティーハンター」はボクがカッコいいと思えるものの基本的な部分をつくった作品なのです。

マッコールはミステリアス。日常のささいなことを、病的なくらい気にする。一緒に生活していたら絶対こちらがストレスを抱えてしまう。それを現すシーンが続くことで、この人物はただものではないというのがうかがえる。

実際、とんでもない。ものすごく強いんですよ。ありものを武器にして敵と立ち向かう。冷蔵庫のありもので見事に料理をつくる人はいるけど、事務所にあるもので敵を殺していく人は絶対いないはず。

事務所だけでなく、クライマックスでは勤め先が戦いの場所になる。ここにあるものがまた、いい武器になるんだよなあ。ボクはあんな死に方はしたくない。

でも、主人公は誰でも殺してしまうタイプではない。むしろ、普段はとても面倒見のいい人。今回敵となる組織に立ち向かっていくことになったきっかけも、自分の心が震えたから。

そう、この「心が震える」ってきっかけも「シティーハンター」の冴羽リョウと同じだ。普段は面倒見のいい兄貴のような存在で、いざとなったら助けてくれる心強さ。そんな性格が魅力となっているのです。

淡々と続く序盤の展開で、主人公の魅力に引き込まれることは間違いない。そして、あまり展開しないことがストーリー後半の盛り上がりにつながっていくのです。

しかし、彼をあまり怒らせ過ぎてはいけない。とんでもないものまで壊滅させてしまうから。あれを壊滅させたプロセスを知りたい。一人でやったんでしょ?

自分が間違ったことをしていなければ、こんなに頼もしい人はいない。できれば友達になりたいな。…あ、いや、友達になったらいつ自分が襲われるか分からない。「シティーハンター」の槇村香のように。それは嫌だから、やっぱり遠慮しておこう。ボクは喫茶店「キャッツ・アイ」の常連くらいがちょうどいいや。