ミッドランドスクエアシネマで「駆込み女と駆出し男」を観る。登場人物がそれぞれ魅力的で、どの視点から見ても熱く語りたくなる作品。そのぶん、観るための集中力がいる作品。

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『駆込み女と駆出し男』大ヒット成就!

江戸時代、幕府公認の縁切寺として名高い尼寺の東慶寺には、複雑な事情を抱えた女たちが離縁を求め駆け込んできた。女たちの聞き取り調査を行う御用宿・柏屋に居候する戯作者志望の医者見習い・信次郎(大泉洋)は、さまざまなトラブルに巻き込まれながらも男女のもめ事を解決に向けて導き、訳あり女たちの人生の再出発を後押ししていくが……。

引用元:映画『駆込み女と駆出し男』 – シネマトゥデイ

序盤、まずは集中して観る!

冒頭から登場人物が多くて、まずはそれを整理していくことに力を注ぐ。加えて、この作品の世界観をつかんでいくこともしなきゃいけないから、かなり集中して観てました。

東慶寺に駆け込んだ女性たちそれぞれの視点、その相手である男たちの視点、信次郎の視点、そして、柏屋や東慶寺の人々の視点…と、どこにフォーカスしても何かを語り始めたくなるんです。そのぶん、ワンシーンも見逃すことができないくらい情報量の多いものになってるんだけど。

信次郎の役を演じるのは、大泉洋さんがピッタリ!

満島ひかりサンが演じた、お吟についても何か言いたくなってるボクですが、やっぱり信次郎について触れたくなる。戯作者を目指しているだけあって、口がうまい。それが生きたシーンが2回ほどあったんだけど、あれを観てて、ボクはテンションが上がったね!

大泉洋さんと音尾琢真さんが共演してるってのも、よかったなあ。あのシーン、どこかにアドリブがあるんじゃないの? って思うくらい、息がピッタリだった。

いろんな人が出てきて、話もいろいろ広がっていくから、ホントに集中力がいる。でも、後半でそれがひとつひとつ解決していくたびに気持ちがスッと晴れていく。特にお吟が…って、ボクは相当気に入ったんだな、そのエピソードが。