「黒いバカボン」を読みました。このご時世、本当に必要なのは、こういうブラックなものを飲み込む力なのかも。
子供が怖がるから、とヒゲや眉を剃ることから始まり、しまいには体じゅうを切断してしまう話、好きだなあ。
あと、ケチな男が「ひとつあればじゅうぶんだ」と、体のあらゆる部分を切断してしまう話も、ボクのお気に入り。
ほかにも、収録されているものは、人が死んだり、人を殺したりするものばかり。
今はこういうものって、絶対放送できないんだろうけど、この中にある作品のひとつを「元祖天才バカボン」で観たことあるよ。
テレビがそういう役割をしなくてもいいかもしれないけど、世の中はきれいごとだけじゃない、ってことを、人生のどっかで吸収しておいた方がいいと思うんです。
そうすれば、人間の黒い部分も含めてまるごと愛せるようになれるだろうから。
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