注文していた「NHK 日本語発音アクセント新辞典」が届きました。いやあ、アクセント表記がすっかり変わってしまった! 18年ぶりの大改訂は、時代が移り変わったことをしっかり記していました。
Amazonから買いました。段ボールを開けると、赤を基調としたデザインの箱が。
前のアクセント辞典より厚くなってる! 収録語数が6万9000語から7万5000語になったからかな。
でも、従来のアクセント表記だともっと厚くなってたかもしれない。この辞典からのアクセント表記は、ページをすっきりまとめることにもひと役かっている。
もちろん、見栄えを意識したわけじゃなくて、こういう表記になったのは理由がある。「まえがき」にはこう書いてある。
今回の版では,音の「下がり目」についてのみを示す「下がり目式」(略)を採用しました。これによって,アクセントをさらに正確に書き表すことができるようになり,また単語を文の中で実際に発音するときに,より自然な形で音調を実現しやすくなっています。
今までの「棒カギ式」の表記に慣れてしまったボクとしては戸惑う。でも、業界にいない友達に比較してもらったら「『下がり目式』の方が分かりやすい」ってことだった。そうなのか!
従来の「頭高」「中高」「尾高」「平板」といった言い方は出てこない。この辞典で学ぶ限り、そういう知識がなくてもアクセントが分かるようになっている。
これは、アナウンスを教える方も大変だ! もう教えることはないだろうけど、もしまだやっていたら、アプローチを全部変えなきゃいけないところだった。
しばらくパラパラとめくってみよう。残念なのは、これを活用する機会がないということだ。
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