「医師のつくった『頭のよさ』テスト」を読んで、ラジオでしゃべることがちょっと難しくなりました。フリートークでの自分の脳の使い方のクセ、みたいなのがはっきり分かるようになっちゃって。
「頭のよさ」について、ここでは学校のテストの点数がいい、ということではなく、自分の資質や脳力を最大限に活用できる人」のことだとしています。そのために必要なのが自分の「認知特性」だそうです。
同じものを見ていても、それを「映像」で把握しているか「言葉」で把握するか「音」で把握するか、人によって違います。この本に載っているテストの結果、ボクの脳は見たものを映像として記憶するのが得意。そのかわり、聞こえてくる音を把握しておくのは苦手。なるほど、言われてみればボクの記憶は映像でぼんやり覚えていることが多くて、そこには声や音はあんまりついていない。写真やサイレントムービーのような感じだね。
これが「映像はないけど、声や音ははっきり覚えてる」人もいれば「あそこに書かれていた言葉をはっきり覚えてる」人もいる。実際はもうちょっと細かく分類できるけど、人によっては自分がフォーカスしているものとは全く違うところを見ていることもある。覚えているものが違うので「あんたいったいどこを見ていたの?」という夫婦や恋人同士のケンカがあるのは、こういうことなんだね。
で、ボクがこの本を読んでラジオでしゃべりにくくなっちゃったのは、ボクはフリートークの時に頭の中に思い浮かべた映像を見ながらしゃべってるので「あー、テストの結果通りだなあ…」と、自分の秘密をばらされた感じがするんですね。別に秘密でもなんでもないんですけど。特に、この本をラジオで紹介したあとのフリートークではね、もうしゃべってて恥ずかしくなっちゃって…。
自分に合った頭の使い方ができる環境や職業につけば、ストレスも減るかもしれないね。ボクは音での把握が苦手だから「音が生命線」みたいな仕事は相当ストレスたまるんだろうなあ。
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