午前、CBCで「ごごネタ!」ナレーション録音。午後からメディアスエフエム。

メディアスエフエムでの生放送中、近くの高速道路で事故があり、その影響でインター出口の国道が渋滞、という情報が入りました。これをどうやって伝えるかが、コミュニティFMの腕の見せどころ。

情報が入った時に、お伝えしますよね。その後「一回言ったから大丈夫」ではなく、何回か伝えなければならないと思います。それが地域密着をうたうコミュニティFMの役割ではないかと思います。

「交通情報です。国道が渋滞しています」なんてあらたまって言わなくても、トークに混ぜればいいんじゃないでしょうか。「さっきもお伝えしましたけど、事故の影響で国道が渋滞してます。いつもよりも車が混んでたり、混まない道路に迂回した車が多く集まったりするかもしれないから、気をつけてくださいね」って。で、実際にボクはそうやったのです。あんまり頻繁に言うとしつこくなるけど、数十分に一回、言ってたんじゃないかなあ。

というのも、ボクがまさに同じ状況になった経験があるんです。以前まったく同じ道路が渋滞になった時に、その中にいたんです。普段めったに渋滞しない道路だけに「何があったんだ?」って思ったんですよ。

そこでラジオをつけたんだけど…この渋滞のことをなかなか言わなかったんです。もちろん一報はオンエアされたんだろうけど、そのタイミングで聞けなかったかったら情報を知るチャンスはないんです。なので「こういう情報は何回か言った方がいいなあ」と思ったんです。

そしたら、自分が伝える側にいた時にあの時と同じ状況に。渋滞にはまった過去の自分のことを思い出しながら、何回か繰り返し、トークの中で触れていきました。

情報収集はマンパワーのいる作業なのでやれることには限界はあるし、それぞれのコミュニティFM局の事情もあるだろうけど、きょうは「リスナーだった自分」が役に立ちました。県域局では一回でいい、ひょっとすると取り上げないほど小さな情報かもしれないけど、地元だからこそ、普段と違う渋滞はこまめに言わないとね。