今年の年賀状の撮影場所は近場。愛知県岡崎市の岡崎城などで開催中の「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」に展示されているロンギヌスの槍を観る自分、というモチーフでした。いいものを作るにはそれなりのお金がかかるよね、ということを思いながら、ヱヴァンゲリヲンと職人技とデフレからの脱却の祈りを込めての一枚。
ロンギヌスの槍、すごかったですよ。ケースに入っているわけではなく、ロープで仕切られているだけなので本当に間近に観ることができる。
木目調の模様が出る、ダマスカス鋼のような雰囲気になるように鋳造している。近くで見ると模様がとてもきれい。
3メートル32センチの長さに圧倒される。この槍が作られる様子が映像で流れていたけど、真っ赤になっている鉄が曲げられ、ねじられてていく時に、ミルフィーユのようになっている層がちぎられて模様を作っていくのは幻想的でした。
ダマスカス鋼のような模様を出したのも、ヱヴァンゲリヲンの世界をこの槍で表現するために必要だと感じたから。そして、それを制作するために作業環境を整えていったようで、ものづくりの執念を感じる。今年はこういうものをたくさん観ていきたいし、自分もつくっていきたい。
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