「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」が、国際テレビ番組見本市で「世界のテレビを変えた50作」のひとつに選ばれました。

今から思えば、テレビにお金があった時代。テレビのコントで爆破シーンやヘリを使うなんて、今じゃ考えられないね。

コントが世界のテレビを変えたのではなく、この番組のコーナーのひとつだった「おもしろビデオコーナー」です。

「「加トちゃんケンちゃん-」世界のテレビを変えた50作に」:イザ!

TBSは、同局系で昭和61年~平成4年に放送されたバラエティー番組「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」の中の「おもしろビデオコーナー」が、フランス・カンヌで8日から開かれる世界最大規模の国際テレビ番組見本市「MIPTV」で、「世界のテレビを変えた50作」の一つに選ばれたと発表した。

 MIPTVの50周年を記念して、テレビ史に功績を残すとともに世界的にも影響を与えたテレビ番組50作品を選んだ。

 「おもしろビデオコーナー」は、米ABCテレビにフォーマット販売され、ABCはその米国版を1989年から放送中。500回を超える長寿番組となり、100カ国以上に輸出されて世界的な「視聴者ビデオ投稿番組」ブームのきっかけを作った。それが今回、“元祖”に当たる同コーナーが「視聴者投稿ビデオを根付かせた」として選出された理由となった。

 選ばれた50作品には「スター・トレック」「刑事コロンボ」「セサミストリート」「クイズ$ミリオネア」など、各国の人気番組が名を連ねている。

 日本からは同コーナーのほか「鉄腕アトム」「UFOロボ グレンダイザー」「ドラゴンボール」のアニメ3作品も選ばれた。選出作品数としてはアメリカ、イギリスに次ぐ第3位だった。

引用:「『加トちゃんケンちゃん-』世界のテレビを変えた50作に」:イザ!

当時は家庭用ビデオカメラが普及しつつあった時代だと記憶しています。たぶん、おもしろいからいろんなものを録っていたと思うんです。そして、偶然録れたハプニングが「誰が観てもおもしろいね」ってことに気がつき、番組で募集したんでしょうね。

ボクは、コントの「探偵物語」の方が好きで、その後の「おもしろビデオコーナー」はあんまり観てませんでした。加トケンのふたりが「おもしろビデオコーナー」とタイトルを言った後、サウンドステッカーが「テレッテレ、テレッテレ、テレッテレ、テッテッ」と流れ、ケンちゃんが「んー!」と、マイクを舐めるように鼻と口のあたりに近づけてうなり声を出すのがお決まりで…なんだよく観てたんじゃないの。いや「探偵物語」からの流れで、そこまで観てたんですね。

そして「アマチュアが偶然録ったハプニングビデオはおもしろい!」とこのフォーマットが世界に売られていったんです。

で、今はYouTubeの時代。世界中の人が、動画をネットにアップしてます。最近になってしっかりした作りの映像もアップされてますが、アマチュアが録った作品がいろんな人に観られているんです。ひょっとしたら、YouTubeが生まれたのも加トケンのこのコーナーがあったからこそ、なのかも。