今週はフィードに記事を溜めすぎてしまった。千数百の記事を「ボクはいったいなにをしているんだろう…」と思いながらチェックしていくと、興味のある本が発売されたという記事があった。「NHK間違いやすい日本語ハンドブック」というタイトル。先月25日に発売になったばかりのようで、さっそく Amazon で注文。こういうことがあるから、読んでない記事が千数百になっても目を通しておきたいんだよね。

NHKのアナウンサーが参考にしていたものを基にして、間違いやすい読み方や使い方の例がおよそ3300載っているらしい。「一段落」は「いちだんらく」なのか「ひとだんらく」なのか、「3階」は「さんかい」なのか「さんがい」なのか、困ったときには確認できるわけですね。ちなみに「いちだんらく」であり「さんがい」です。

こういう仕事をしていながら、ボクは「伝わればいい」と思っているので、意味が通じているのに細かいところを指摘するのは好きじゃないんです。「さすが言葉を仕事にしている人は細かいですね!」と言われるのがイヤで。そこからイメージを飛躍されて「この人はちょっとしたことでもネチネチ言ってくるんだな」って思われたら、モテないじゃないですか。というか、本当にそういう細かいことは普通の生活ではどうでもいいと思っているので。

ただ、言葉を使って不特定多数に伝える仕事をしたい人、特に、アナウンサーを目指してる人には指摘することもあります。それは道具の使い方を知らない職人みたいだもんね。「えっ、料理人なのに包丁の持ち方、そんなふうなの?」と思ったら、その料理人が作ったものの味まで心配になっちゃう。

ボクは知ってないとまずいので、買いました。しかし、この手の本をボクはよく買うなあ…。一生買い続けていくのかな。