はがきの書き方が分からない小学生が半分近くいるという調査結果を知って、「そりゃまあ書く機会がなかったら覚えることもないだろうな」と思いました。家で手紙を書く機会を作ったり、学校の授業に取り入れたりして経験させなければ、子どもは覚えないよね。
小学生の半数が「はがき表書き分からない」 宛先スペースに自分の名を書く子供たち (1/2) – ITmedia ニュース
誤回答で目立ったのは、自分の住所と名前の位置が逆になっていた児童が8・5%、自分も相手も住所と名前を書く位置が逆だった児童が7・2%など、「先に名前を書いて後に住所」という回答。相手の住所・名前を書くべき位置に自分のを書くと思っている児童も0・8%いた。
ボクの中では常識になっている手紙の書き方、最初は誰に教えてもらったんだろう。覚えてないんですが、少なくともボクが生まれた時にすぐ鉛筆を持って郵便番号の7ケタを埋めて病院の人たちを驚かせたという話は周りから聞いていないので、どっかで学んだはず。当たり前だ。あんたはシャカか。それにボクが生まれた時の郵便番号は3ケタだったぞ。
困ったことに、学校生活では必要なくても社会に出たら必要になるんですよね、手紙の知識って。会社ではまだ郵送の文化が残ってるもの…あ、思い出した。放送局の学生バイトが封筒に宛先を書くことができないって話を聞いたことがありました。「様」とか「行」とか「御中」の使い分けということじゃなくて、全体のバランスが悪いらしい。妙な空間があったり、逆に詰まりすぎてたり。
届くことは届くんですよ。ただ「下手だなあ。こんなのを書く人が放送局にいるの?」と思われるレベル。学生バイトさんが書こうが社員が書こうが、相手はひとつの法人として見ますからね。
昔はあったけど今は少なくなっているものは「こんなこともできないのか!」の原因になるよね。社会の先輩はそれが少なくなっているとは思ってないので、若い人が先回りして見つけて、その技術を身につけておくと、新社会人としていいスタートを切ることができるかも。
「なんだ、今の若いもんは! コンピュウタアなんぞに算術を頼りおって! これひとつ満足に使えんのか!」と取り出したのが、電卓でもなく、そろばんでもない、計算尺だった…というコントができるかもしれないなあ。
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