ボクの中での2大旅番組、といえば、北海道のHTB「水曜どうでしょう」のサイコロの旅とCBCの「ノブナガ」の地名しりとり。今回、この地名しりとりがとうとうゴールを迎えます。

 CBC制作のバラエティー番組「ノブナガ」(土曜深夜)内のコーナーとして人気の「地名しりとり」が、今月16日放送分で完結することが分かった。お笑いコンビ「ペナルティ」のワッキーこと脇田寧人(32)が番組で訪れた場所は、45都道府県延べ502カ所(海外3カ国含む)、移動距離は実に約24万7千キロに達した。総ロケ日数304日、足かけ3年10カ月に及んだワッキーの旅が、今終わる-。 (斎藤正和)

「地名-」は2001年1月に放送を開始した。地名でしりとりをして、愛知、岐阜、三重各県を訪れることができたらゴールというルールでスタートしたが、三重の地名が出なかったことから意外に長期化。行く先々の人たちと触れ合うワッキーの表情が人気を集め、全国9局で放送されるまでになった。また、今年3月には番組本「ワッキーの地名しりとり」が発売されベストセラーに。今月2日には深夜としては異例の平均視聴率13・1%(名古屋地区)をはじき出すなど、記録ずくめの番組となった。

 9日放送分でワッキーは、遊園地のとしまえんがある東京都練馬区向山(こうやま)で、通行人の男性と「こうやま」の「ま」でしりとりをしたところ、男性は「松阪」と回答。501人目の相手で、ついにゴールを迎えることになった。

 東京都内で本紙のインタビューに答えたワッキーは、その瞬間を振り返り「同行のディレクターに『ありがとう』と言われた時は涙が止まらなかった。でも、あれだけ終わりたかったのに、『終わった』というよりも『終わっちゃった』という感じ」と告白。ゴールの松阪に着いた時も「悲しさと寂しさが入り交じった気持ち。『あ~、こんなに(三重に)行きたくないんだな』と思った」と複雑な感情を吐露した。

 ワッキーは「仕事でもなくプライベートでもない、何か現実離れしていた不思議な3年10カ月だった。メルヘンみたいな長編小説の中にいた感じですかね」と、全国を駆け抜けた日々を回想。「いろいろな人と知り合えたことが一番の財産。『地名しりとり』が大好きだったんだな、と終わってからあらためて思う」としみじみと語った。

 しりとり完結後は、23、30日の2週にわたり、「ノブナガ」の枠で「ワッキーの地名しりとり~おかえりなさいスペシャル」を放送。11月7日午後0時54分(予定)からは「ワッキーの地名しりとり笑いと涙のゴールSP~季節はずれの卒業式」を放送し、華々しくフィナーレを飾る。
(2004.10.10 中日スポーツ)

思えば、この系列でボクが企画したのが 12 stadiums tour 。1シーズンでプロ野球フランチャイズ12球場を回ってくるという旅でした。サイコロやしりとりと規模は全然違うけど、終わった時の達成感はありましたよ。
…でもね、ボク、地名しりとり、ぜーんぜん見てないんです! 途中から見るのはどうも悔しくて。見るなら最初から、がボクのポリシー。でも、せっかくだから残りの放送見てみようかな。