非っ常にマニアックというか、どれだけの人が待ち望んでるか分かりませんけどね。12月19日に、タモリのアルバムが再販されるんですよ。「タモリ」「タモリ2」「ラジカル・ヒステリー・ツアー」の3枚が。音によるイマジネーションで、こんなに笑えるんだ! という快感を知ってる人は、必ず買うべし。
実はさっき思い出したんですけど、ボクがこんなことをやってる超原点は、タモリなんですよね。小学校の低学年の頃、地元の図書館にあった「タモリのカセット面白術」という本を繰り返し借りて読んでたんですよ。外国のラジオの雰囲気を出すにはこうやってみましょう、とか、友達に電話をかけて、自分の部屋の真ん中を機関車が通って寝られない、といういたずらはこうやる、とか、ハードボイルドな男が朝目覚める雰囲気を効果音だけで表すにはこうやりましょう、なんていう方法が書かれていて、オリデ少年は感動したんですね。「そうか、こうやってやるのか!」って。まあ、ラジオドラマをつくるノウハウ本のような読み方をしてたんです。ある時、突然蔵書が公民館かどこかに移動してて、読めなくなったけど。…Amazon で検索したら、さすがに高値だなあ。そんでまあ、録音機材方面と演出方面と演者方面にいっぺんに興味が出て、興味のおもむくままずーっとやってたら、こんなオトナができあがったんです。あ、さらに思い出した! フェードアウトを 「F.O」とか、カットインを「C.I」、効果音を「SE」って書くことを覚えたのも、この本だっけ! うわあ、分数の計算を覚える前に、こんなこと覚えてたんだ! 気持ち悪っ!
まあ、そんなわけで、タモリのアルバムが再販されると聞いて、ボクは非常に楽しみにしてるんです。ちょうど「ほぼ日刊イトイ新聞」でジャズのことが盛り上がってて「中州産業大学の森田一義教授の音楽講座は、きちんと理にかなっている」とか書かれてたから、聞いてみたいなあと思ってたところでもあったし。
…長くなったなあ。あと、年始の楽しみは「ヤッターマン」が来年1月に復活するということです。あのテイストが21世紀に通用するのかというところが、とっても楽しみ。どこまでいじって、どこをそのままにするのか。とりあえず、三悪とドクロベエの声はそのままであってほしいけど。あ、山本正之の曲も、ぜひ。…注文が多いなあ。
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