109シネマズ名古屋で「パワーレンジャー」を観る。オープニングで思ったんですよ「あれ、これ、ひょっとして、おもしろいんじゃないか?」って。最後まで観て、やっぱりおもしろかった。
紀元前の地球。世界の運命を決める戦いが起こり、地球はある5人の戦士によって危機を脱した。そして現代、小さな町“エンジェル・グローブ”に暮らす5人の平凡な高校生たちは、運命に導かれるように出会い、驚異的な力を身に付ける。やがて彼らは、地球に迫る脅威に立ち向かうことになるのだった。
戦隊ものを観ていなくても楽しかった!
ヒーロー戦隊ものを観ないボクでもこの作品は盛り上がった! パワーレンジャーがスーツを着て登場した時は思わず声を出しそうになりました。
テレビでスーパー戦隊シリーズを観てきた人にとっては、若干物足りないかもしれないね。ああいうものって、様式美があるから。こうなって、こう展開して、最後にこう! っていう。
でも、この作品はスーパー戦隊シリーズが持っているいいところをギュッと凝縮して、海外作品らしく味つけした感じ。
なんでこんなにおもしろかったんだろう。きっと、ただ悪者を倒すだけじゃなくて
そこに至るまでのプロセスがおもしろかったんだな。
登場人物の成長の演出。匂わせる程度のものもあり、大人も観ごたえある
オープニングでの事件からの流れは、ある登場人物が人間関係で何か理由を抱えているってのが分かる。その他の人たちも、悩みを抱えているのが分かる。
その悩みを打ち明けることで成長する、っていうのを子供が観たら「ヒーローも悩みを持ってるんだ。がんばろう!」って思うだろうね。このあたりがパワーレンジャーのいいところなんだろうなあ、ってボクは思うのです。
そして、オープニングで示された人間関係の悩みも解決したんだろうなあって思わせる演出。こんなふうに映像で語るところが、大人でも観ごたえのあるものになっているんだろうな。
この「STAND BY ME」がよい!
名曲「STAND BY ME」が流れるんだけど、オーバーラップしましたよ。本家の映画のあのシーンと。映画を観てきて初めてだ、音楽の使い方がいいなって思ったのは。まあ、それはボクが音楽のことも映画のことも深くは知らないからなんだけど。
日本の作品を忠実にリメイクしたのかなあと思って観に行ったら、いやいや、かなり深みのある作品だった。掘り出し物を見つけた感じだ。
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