TOHOシネマズ東浦で「探偵はBARにいる3」を観る。相変わらずふたりだった。そして、探偵を振り回すマリ役の北川景子さんが、よかった。
ある日、高田(松田龍平)が探偵(大泉洋)に、行方不明になった大学生の麗子(前田敦子)の捜索話を持ってくる。調査を進めていくと、彼らはモデル事務所の美人オーナー・マリ(北川景子)にたどり着く。探偵と高田はミステリアスなマリに振り回されるうちに、やがて大きな事件に巻き込まれ……。
一見くだらないと思ったシーンも、ちゃんと生きていた!
冒頭のシーンがすごくくだらない。いい意味で。そんな事件を名探偵ホームズみたいに解明しなくたって……! この探偵が普段、どの規模の依頼を受けているかが分かるね。
でも、このシーンが後から効いてくるとは思わなかった。この作品、一見無駄にみえるシーンも、きちんとどこかでつながっている。それが札幌という街の規模も現しているようだった。
探偵を演じている大泉洋さん、絶対アドリブを入れているよね。予告編の「お前なんで無傷なんだよ」ってのも、そんな感じがする。でなきゃ、高田を演じていた松田龍平さんがあんな間をとることないもの。もし、あれが台本通りだったら、あんなに間が取れるのはすごい!
マリの人生が、北川景子さんの表情に現れていた
北川景子さんがマリを演じたのは、よかったなあ。シーンごとに表情が大人にみえたり、幼くみえたりした。それが、決して大人になりきっていないマリの半生を映し出しているようで。
マリ、考えが幼いところ、ありましたよね。その時にはそういう表情になっていたし、モデル事務所のオーナーという、凛とした面もあったり。ホントにこの女に振り回されてたよね、探偵が。
また、このふたりに、あいたい
探偵と高田の関係、たぶんそういうことになるんだろうというのは予告編で匂わせていたし、その通りに展開したけど、まさかその結末があんなふうになるとは……! あのシーンも、どこからアドリブになっていたんだろう。
これ以上アドリブになるとハードボイルド感が薄れるし、かと言って少ないと大泉洋さんの魅力が薄れるし。ちょうどいいバランスだよね。ぶっとんだ大泉洋さんは「水曜どうでしょう」で観られるしね。
コメントを残す