センチュリーシネマで「ウインド・リバー」を観る。いやあ……いろんな感情が駆け巡った。ちゃんと生きよう、と思ったことと、世界に起きていることを教えてくれたこと。
アメリカ、ワイオミング州。先住民族が住む深い雪に囲まれたウインド・リバーで、地元のベテランハンターであるコリー・ランバート(ジェレミー・レナー)が女性の遺体を発見する。FBIの新人捜査官ジェーン・バナー(エリザベス・オルセン)が派遣され、1人で捜査を開始するが雪山の厳しい自然環境や不安定な気候で難航する。ジェーンは、ウインド・リバー一帯に詳しいランバートの手を借りて調べを進めていく。
やってもいないのに文句を言うことの愚
生まれた場所によって生活環境に差が出てしまうというのは、これは変えようがない。でも、そこからよい環境を求める気持ちを妨害することはできない。
ストーリーの中で、そんなことを言うシーンがあった。あきらめてしまった人、それを受け入れた人。なんであきらめてしまったのか。その前に、挑戦していなかったのだ。
挑戦しないで文句を言っている人は、挑戦して失敗した人のことを笑えない。だって、自分では何もしていないんだもの。
世界にはこういうことも起きている、ということを教えてくれる
環境を変えたければ挑戦しろ、というメッセージを受け取ったボクだけど、この作品はそれ以外にも、世界で何が起こっているかを教えてくれる。
正直、こんなことがあるとは知らなかった。そういうことになるのは「俺は偉い」という変な感情か、何もない環境に生きている中での、ストレス解消なのか。
映画って、世界で起きていることを知らせることもできるし、生き方を教えてくれることもできる。この作品は、その両方を感じ取りました。
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