ドルフィンズアリーナでBリーグ実況。B1リーグ第33節、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ対大阪エヴェッサのGAME2はダイヤモンドドルフィンズが87対86で勝つ。この試合は DAZN やスカパー! でオンエアされました。


名古屋ダイヤモンドドルフィンズゲーム前の光景

きのうの試合とは一転、エヴェッサが優位に試合を進める。前半が終わってエヴェッサが44対35とリード。第3クォーターもエヴェッサが24対21と多く点を取り、トータルで68対56とエヴェッサがリード。

エヴェッサが優位なのは間違いないんだけど、ボクはきのうの後半のことが気になりました。第3クォーターと第4クォーター、いずれも得点がひと桁だったので、ひょっとするとどこかでバタバタっと崩れることも、あるんじゃないかと。

まあ、あらゆることを想定しておくのが実況ですから。プロ野球ではなかなかありえない、ライトゴロを想定しておくのがソフトボールの実況ではあることですし。この試合、12点差でしょ? 落ち着いて展開すれば、エヴェッサが勝つだろう。

ところが、あと1勝でB1残留が決まるのに足踏みをしているエヴェッサにはがプレッシャーがあったのか。ダイヤモンドドルフィンズが追い上げをみせ、残り2分28秒で11点差あったのに、残り43秒で3点差。

残り20秒で、ダイヤモンドドルフィンズのバーレル選手がエヴェッサのハレルソン選手のシュート動作中にファウルをして、ハレルソン選手にフリースロー2本与えられる大チャンス。

4点差をつければ逆転されることは、ほぼなくなる。1本でも入れればいい状況の中、集中をさせない観客の大ブーイング。この影響か、ハレルソン選手は2本とも外してしまった。

ダイヤモンドドルフィンズのバーレル選手がリバウンドを取り、名古屋の攻撃。スリーポイントシュートが決まれば同点という中、アームストロング選手がダンクショット。残り9秒で、1点差。

エヴェッサの攻撃に。9秒粘れば、勝てる。普通だったら粘れる状況なんだろうけど、エヴェッサの木下選手がターンオーバー。攻撃がダイヤモンドドルフィンズに移った。そして残り1秒、バーレル選手のペイントでのジャンプショットが決まる。

奇跡の逆転。ダイヤモンドドルフィンズがテンポを上げて攻めたことで、それまでの守りのリズムを狂わされた形になったエヴェッサ。そして、本来なら対応できるんだろうけど、なぜかバタバタしてしまった。

ダイヤモンドドルフィンズ、こういう勝ち方をすると、チャンピオンシップ進出に向けて弾みがつきそうだ。