TOHOシネマズ名古屋ベイシティで「へレディタリー/継承」を観る。こういう怖さもあるのか、と、自分の新しい感情を知りました。
ある日、グラハム家の家長エレンがこの世を去る。娘のアニーは、母に複雑な感情を抱きつつも、残された家族と一緒に葬儀を行う。エレンが亡くなった悲しみを乗り越えようとするグラハム家では、不思議な光が部屋を走ったり、暗闇に誰かの気配がしたりするなど不可解な現象が起こる。
いやもう、これは怖いやつだ、と。
予告編を観て、覚悟して行きました。これは怖いやつだ、と。それでも、前半はまだ耐えられたんですけどね。
後半、とうとう一線を越えたところから、もうずーっと怖い。もうね、よく分からないんですよ! 理屈じゃないんだ、感覚で怖いんだ!
この手の種類の作品って、あんまり観たことないんだけど、こういうものなんですか? 理屈じゃなく、感覚で怖いってものなんですか? ラストなんてもう、意味が分からなかったもの!
いや、物語の中ではちゃんと筋が通ってるんだけど、その筋の通り方が常人には理解できない。不可解なことが起こる理由、最後に分かったんだけど……ねえ。
心理的に怖がらせるかと思ったら、物理的にきた! ってところもあって。それ、生々しくみせるかね? と。しかも、おまけまでつけて、徹底的に気味悪がらせて、怖がらせる。
なんて言うんでしょうか、常人がだんだんおかしくなっていくというか、そんな感覚もありまして……。最後まで観たこちらの感覚も、同じような感覚になるような錯覚がありました。
よく分からないものって、怖いよね。その感覚が、一番近いかもしれない。
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