TOHOシネマズ東浦で「くるみ割り人形と秘密の王国」を観る。美しい作品だなあ、という感想がぴったり当てはまる。

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くるみ割り人形と秘密の王国|映画|ディズニー公式

14歳の少女クララ(マッケンジー・フォイ)は、機械をいじることが大好きで、ほかの子と遊んだりお洒落をしたりすることが不得意だった。ある日、彼女の豊かな想像力と聡明さを認めてくれていた母親が亡くなる。悲しみの中、彼女は“花の国”“雪の国”“お菓子の国”“第4の国”から成る秘密の王国に迷い込む。そこでクララは、自分のことをプリンセスと呼ぶくるみ割り人形フィリップやシュガー・プラム(キーラ・ナイトレイ)と出会う。

引用元:くるみ割り人形と秘密の王国 (2018) – シネマトゥデイ

「美しい映画を観る」とはこういうことか

クララを演じたマッケンジー・フォイを観ているだけでも楽しい。きれいだねえ、かわいいねえ。クララを演じるのは、この人しかいないんじゃないかって思った。

それに、クララのあんなキックが観られるとは! いや、この作品のどこにクララが蹴りを入れる要素があるんだよと思うでしょ? あるんですよ。クララよ、どこでそんなの習ったんだ? っていうくらい、美しいキック。

こういうタイプの主人公は今までこんなキックをすることなんてなかっただろうし、配役からは「これからの時代に語られるための映像化」って感じもするんだけど、まあ、それはそれとして。

映像化、といえば、ねずみですよ。あんな人間っぽい動きをするリアルなねずみができるのもこの時代だからだと思うし、ねずみが苦手な人には「おおう……!」ってなってしまう映像ができるのも、この時代だからだ。

人物だけでなく、背景もきれいだった。建物の中なんて、ひとつひとつの装飾が美しいし、逆に人の動きだけで魅せる美しさもあった。

これを小さい頃にみていたら、その美しさにハマってしまうだろうなあ。そして、ディズニーランドに行きたくなるんだろうな。

美しさが前面に出ている作品。うっとり、という言葉がぴったり合う。