伏見ミリオン座で「ブラック・クランズマン」を観る。痛快だ! おもしろかった! ……のあとに続く苦さ。差別は根深い問題だ。

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映画『ブラック・クランズマン』オフィシャルサイト

アメリカ・コロラド州コロラドスプリングスの警察署に、初の黒人刑事として採用されたロン・ストールワース(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は、捜査のために電話で白人至上主義団体KKK(クー・クラックス・クラン)のメンバー募集に応募する。黒人であることを隠して差別発言をまくし立てた彼は、入会のための面接に進み、彼の代わりに白人の同僚刑事フリップ・ジマーマン(アダム・ドライヴァー)が面接に向かう。

引用元:ブラック・クランズマン (2018) – シネマトゥデイ

みた目やしゃべり方などの表面的なことだけで差別するのは、なんて意味のないことなのか。電話のシーンを観ていて、そう思う。

相手は自分たちが忌み嫌っている黒人なのに、普通にしゃべっている。話が分かる人だ、とも言われている。なんという皮肉にあふれたシーンだ!

テロを未然に防ぐために潜入捜査を行う。捜査官たちのチームプレイで進んでいき、事件が解決した時には、とても痛快なストーリーだなあって思いました。

ところが……それを全部ひっくり返すようなラストシーン。そんなに甘いもんじゃない、深く根づいているんだっていうメッセージが強烈に突き刺さりました。最後に思いっきり苦いものを飲み込んだ感じ。