TOHOシネマズ東浦で「クリード 炎の宿敵」を観る。何のために闘うのか、そして、クライマックス……! 感動だ!

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映画『クリード 炎の宿敵』公式サイト 2019.1.11(Fri.)

ロッキー(シルヴェスター・スタローン)の指導を受け、ついに世界チャンピオンになったアドニス(マイケル・B・ジョーダン)に、リングで父アポロの命を奪ったイワン・ドラゴの息子ヴィクターが挑戦状をたたきつける。ロッキーの反対を押し切り、父のリベンジを誓い試合に臨んだアドニスは、ヴィクターの反則行為によって勝利する。しかしアドニスは、ボクサーとしてその結果に納得できなかった。

引用元:クリード 炎の宿敵 (2018) – シネマトゥデイ

ロッキー、アドニス、イワン、ヴィクター……。それぞれの登場人物が、それぞれの葛藤を持ちながら進むストーリー。どんなシーンになっても、登場人物への思い入れが強くなってしまう。

そう、今回適役のヴィクターにも、思い入れてしまうんですよ。ヴィクターが気持ちを高ぶらせたのはどういうシーンだったか。そして、クライマックスでは「ああ……ヴィクター! せつない! それはせつない! 今まで何のために闘ってきたんだ!」という気持ちになってしまう。

この「何のために闘うのか」ということは、昔から映画のテーマになってきた。自分のため? 愛する人のため? 今回、それが新しい次元にいったと思ったよ。

そう思ったのは、アドニスの入場シーン。これ、今までのボクシング映画にはなかった演出じゃないだろうか? このジャンルをそんなに観ていないので分からないけれど「何のために闘うのか」ということへの答えを象徴しているシーンだと思った。

そして、決着のつき方! これが、すべてのものを決着させていると思った。登場人物それぞれが各自の物語をつくってきているのに、ここでひとつにまとまるとは! 素晴らしかった!