一年の区切りにはいろいろありますが、立春を区切りにする人はボクの周りにはあんまりみかけません。ボクも普段はそうなんですが、今年の立春は心待ちにしてました。

厄が抜けるんです。後厄が。

一般的には、立春から節分までを一年に数えるんですよね、厄の数え方って。ことし43になる後厄。きのうの節分をもって、前厄から始まった3年間にピリオドを打ったのです。

この3年を振り返ってみると、大きな病気をすることはありませんでした。あれが厄かなあ、と思うのは、金銭面。ゼロどころか、マイナスですよ。

週4日休み、なんてありましたからね。残りの3日だって、数十万単位でお金が入ってくるものじゃない。入ってくるものが少なく、出るものが多くなった結果「最近、現金、見ないなあ」ということになりました。まあ、現金決済をしなくなった、ということもありますが。

加えて、40歳で「ああ、もうこの先はないな」と気持ちが切れちゃって、この2年半ほどは人生の路頭に迷う状態。若い時ならいいけど、この歳で迷うのは、さすがにキツい。ジョブチェンジが簡単にできるわけじゃないですからね。

いっそのことダーマ神殿に行ったら楽に転職できるのに、と、何度思ったことか。そこに行っても遊び人にしか転職できなさそうだけど。というか、転職といったらダーマ神殿、というのはまだ通用するんでしょうか。このテンションで書くのは久しぶりだから、チューニングがうまく合わなくって。

という状況だった、前厄からの3年間。明治時代の文豪たちはこんな生活だったのかしら、と、ぶらぶらしながらいろいろなことをつらつら考えていました。

それを発表する気持ちにもなれなかったのですが、不思議なもので、厄が抜けるころになってきて気持ちが前向きになってきたんです。というか、もういい加減やらないとヤバい、って気持ちになってきた、と言った方が正確かな。

このサイトだって、テキストを書くのはいいけど、画像を入れるのが面倒くさくなっちゃって。それもなんとか解決できるかな、という手直しをしました。見栄えのいいサイトでアクセスを上げて……なんて考えてましたが、もうそういうのも、いいかな。

今、更新するのって、手軽なんですよ。スマートフォンからできるんで。それなら、もっと頻度が上がってもよかったんだけど「これまでのものとの、デザイン的な統一感は……」なんて考えてしまった。個人のサイトなんだから、見ている人はそんなことは気にしないのに。

……わ、1000字を超えたので、このくらいにしておこう。スマートフォンで見ることを考えたら、テキストの量は少ない方がいい、なんてセオリーはもうどうでもいいや。書きたいものを、書きたい長さで書く。これからはそうしよう。