TOHOシネマズ東浦で「インクレディブル・ファミリー」を観る。イラスティガール大活躍! 性差を越えてカッコいいことが描かれる時代になってきているんだなあ。

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インクレディブル・ファミリー|映画|ディズニー公式

妻のヘレンや娘のヴァイオレットら家族と、ごく普通の生活を送っていたMr.インクレディブルことボブ。だが、あることをきっかけに、ボブと同じ驚異的なパワーを持つヘレンが正義のヒロイン、イラスティガールとして再び活躍するようになる。そこでボブは、彼女に代わって家事や生まれて間もない息子ジャック・ジャックの世話をする。

引用元:インクレディブル・ファミリー (2018) – シネマトゥデイ

イラスティガールがカッコいい!

イラスティガールがカッコいい! これまでスポットライトが当たっていなかった彼女が大活躍、というのは、女性が普通にこういう活躍をしたっておかしくないでしょ、というメッセージだ。

彼女のサポートをするイヴリンとイラスティガールが、ふたりで話すシーンも、今の社会で女性の立場が変わりつつあるのを表現している、って感じがしたなあ。お互いの価値観は違う感じがしたけど。

イラスティガールなんだけど、やっぱりヘレンだなあと思う面もあって、悪と戦う前に、母親なんです。家族が大事なんだね。こういう展開になると、家族のことはおいといて、って感じになるんだろうけど、そうじゃないのが、家族と社会が地続きになっている感じがして、よかった。

まあ、それはボブのサポートもあったからだけど、彼だって、こうなってしまったものを受け止めているんだよね。「それでも俺はヒーローだ!」ってことを置いといて家事をする、ってのも、社会と家庭は別次元のものではないんですよ、ってことを感じたなあ。

ボクが観た回、子連れのお母さん風が多かったけど、そういう女性には「応援されてる!」って思える作品だったと思うなあ。

映画に教えてもらっている

なんかボク、最近観ている作品でよく「女性の立場が変わってきている」って書いてる気がするけど、そう思うのは、自分がそれまでの価値観で作られたもので育ってきているからなのかな。

だから、こういう作品で「もうそういう時代じゃありませんよ」と教えてもらって、自分の感覚をアップデートさせていかないと。

あと、この作品の前に流れた短編「Bao」も、おもしろかったし、予告編で流れた「シュガー・ラッシュ:オンライン」がまた、ディズニーがこれまで描いてきたものをぶっ壊していく感じがして、観たくなった。

映画は時代を描いている、ってことが、よく分かるなあ。