109シネマズ名古屋で「インターステラー」を観る。やられた! こんな展開になるとは! 今年観た中でいちばん「やられた」と思った作品。そうか、今の論理では、宇宙に出るとこうなってしまうのか!

映画『インターステラー』オフィシャルサイト

近未来、地球規模の食糧難と環境変化によって人類の滅亡のカウントダウンが進んでいた。そんな状況で、あるミッションの遂行者に元エンジニアの男が大抜てきされる。そのミッションとは、宇宙で新たに発見された未開地へ旅立つというものだった。地球に残さねばならない家族と人類滅亡の回避、二つの間で葛藤する男。悩み抜いた果てに、彼は家族に帰還を約束し、前人未到の新天地を目指すことを決意して宇宙船へと乗り込む。

引用元:映画『インターステラー』 – シネマトゥデイ

予告編を観てて「これは娘と父親の物語かな」と思ってたんです。もちろん、その面もあるんだけど、この作品はそれ以上でした。「実際に宇宙に行ったらこういうことになりますよ」ということを突きつけられた気がして…!

そのためには相対性理論を知っておくといいんだろうけど、知らなくても「時間は重力の影響でゆっくりになる」ってことを押さえていればいい。マンガ「銀河鉄道999」だって、こういうことが起こってもおかしくないかもしれないね。あのストーリーも、地球時間でいったら何年の話だったんだろう?

理論で分かっていても、それを映像で見せられた時のインパクトは…! ああ、これが相対性理論のもとで起こることなのか…と思ったら、すごく心を打たれる。これは地球に帰ったとしても、それまでの人生は送れないじゃないか!

でも、クーパーとマーフは絶対に再会できるはずだと思って観てました。ただ、それがどういう形になるのかはさっぱり検討がつかなかったけど、想像を超えるものでした。時空を超えた、と言ってもいいのかな。

それにしても、ボクたちは時間に支配されていることを確認しましたよ。ラストシーンは感動のものだったけど、果たしてこれは、それぞれの人生の中でどうなっているのかということが分からない。時間の感覚に縛られている以上、分からない感覚なのかな。マーフはあの世界で、クーパーをどう思ってたんだろう。

未来を作っていくのは人間なんだ、ということも感じました。人間の思いが未来を作っていく、とも言える。こうなりたい、という意志を持って、それに向かって進んでいくことが大事なんだよなあ。