TOHOシネマズ東浦で「ミスター・ガラス」を観る。相変わらずジェームズ・マカヴォイの演技がすごい! まるで「マカヴォイ・ショー」だ!

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ミスター・ガラス|映画|ディズニー公式

ある施設で、特殊能力を有する3人を対象にした研究が始まる。そこには、悪を察知する力と不死身の体を持つデヴィッド(ブルース・ウィリス)、24種類の人格が同居する多重人格者のケヴィン(ジェームズ・マカヴォイ)、ハイレベルなIQと94回も骨折した繊細な肉体を持つミスター・ガラス(サミュエル・L・ジャクソン)が集まっていた。

引用元:ミスター・ガラス (2018) – シネマトゥデイ

ジェームズ・マカヴォイの演技がなければ、この作品はできなかったんじゃないかというくらいの存在感。

24種類の人格、というある意味ネタバレの状況の中。その演じ分けを巧みにやっている。なんだこのシームレスな演じ分けは!

カメラを止めて演じているかもしれないけど、それにしたって、観ている人を納得させる変化は、すごいと思うと同時に怖さも覚える。何かをしでかすんじゃないか、って。

デヴィッド、ケヴィン、そしてミスター・ガラス。自分がこの世になぜ存在しているのか、その意味を確かめるように生きている。

誰もがそうだ。なぜこの世に生まれてきたのか、何をするべきなのか。これがはっきりしていないと、生きていることが苦しくなってくる。役割を与えられる、それを確認できることがどれだけ救われるか。

そして、排除するのではなく、まずは分かろうとする、近づこうとすることがどれだけ大切か。まず近づいて、それでも分からなかった場合に恐れるべきなのだ。

動物の本能としては、分かろうとする前に攻撃するのかもしれないけど、それを補うことができるのが、人間だ。考えられる力を持っているんだから、まずは知ることから始められるはずだ。