東京のグローブ座で、小林賢太郎公演「LIVE POTSUNEN 2013『P+』」を観ました。ひと月ほど前に名古屋で観たんですが、賢太郎さんの面白さは変わらず。もうひとつ面白かったのは、お客さんの反応でした。

小林賢太郎テレビ 1・2 DVD-BOX

名古屋で観た時は、賢太郎さんが投げ込んでくるボールを一球ずつじっくりと見ているようでした。カーテンコールでスタンディングオベーションが起きたのは、それまでの反動でしょうか。東京で観た時は、投げ込まれるボールを一球ずつ打ち返す感じ。面白い! 面白い! もっと! もっと! というメッセージのようでした。

楽しみ方はどっちもアリでしょうけど、同じものでも場所が違うとこんなに違うのか! と改めて思いました。たぶん、同じ場所でもお客さんが違うので全然違う空気になるんでしょう。それはボクが朗読イベントをやっていても感じることです。

そんなことをやっているので、演じる人の気持ちになります。「そうか、沸点を越えたら一気に爆発するんだ。それを起こすためにはやはり、ポイントをいくつも仕込んでおいて沸点に近づけることが必要なんだ」なんて思いましたよ。