TOHOシネマズ東浦で「スパイダーマン:スパイダーバース」を観る。マルチバースは多様な生き方を描くのに相性がいい。

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映画『スパイダーマン:スパイダーバース』 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ | ブルーレイ&DVD&UHD 発売

ニューヨークのブルックリンで名門私立中学校に通うスパイダーマンのマイルス・モラレスは、自分の能力をコントロールできなかった。ある日、時空がゆがめられた衝撃で、それぞれ異なる次元にいたスパイダーマンたちが集まってくる。

引用元:スパイダーマン:スパイダーバース (2018) – シネマトゥデイ

マルチバースの考え方を、多様な人たちがそれぞれ悩みを持っているということに置き換えた作品。それを、各キャラクターに合ったタッチで描くことで他種の宇宙の存在を現している。こんな表現、よく考えたなあ……!

本当に、ヒーローは絶対強いものじゃなくなったよね。ボクたちと同じように、悩みを持つようになったよね。現実に起こった事件の数々が、ヒーロー像をすっかり変えてしまった。

ボクが小さい頃はまだ「最強のヒーロー」という描かれ方をしていた。だから、最近のヒーロー像には少し違和感がある。これはボクが考えをアップデートしなきゃいけないって思ってる。そういう時代ではなくなっているのだ、と。

ともに成長していく存在になったのかな。そりゃ、経験と力は上かもしれないけど、今起こっている困難についてはそれは関係なく、みんなで一緒に乗り越えていかなければいけないんだ。ヒーローも一般の人も関係ない、というのは、大人も子供も、あるいは親も子供も関係ない、という考えに似ているかもしれない。

もちろん、リーダーという存在は必要だけどね。リーダーが絶対、ということではなく、みんなの意見を聞きながら最終的に判断を下すのがリーダーであり、ヒーローだという時代になっているんだろうな。