TOHOシネマズ東浦で「ザ・プレデター」を観る。映画の楽しさが、ようやく分かってきた。

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映画『ザ・プレデター』オフィシャルサイト

家に届いた箱の中に入っていたもので遊んでいた少年は、謎めいた装置を起動させてしまう。装置からシグナルが発信され、さまざまな惑星で生物をハンティングしてきた地球外生命体プレデターがやって来る。地球に到着し狩りを始めて人々を震え上がらせるプレデターに傭兵(ようへい)たちが対抗しようとするが、人知を超越した格闘や殺害のスキル、異種交配を経てきたことで遺伝子レベルであらゆる能力がパワーアップした彼らに苦戦を強いられる。

引用元:ザ・プレデター (2018) – シネマトゥデイ

初プレデター。おもしろかったよ!

映画をよく観るようになって8年目。最近やっと映画の知識が、めったに雪が降らない地域が雪化粧する程度に、うすーく積もってきています。

だから、観始めるより前に公開された映画のことはまったく知りません。「プレデター」は1987年の公開、「プレデターズ」は1990年、「エイリアンVSプレデター」は2004年、「AVP2 エイリアンズVS.プレデター」は2007年だから、ボクはまったくこのシリーズのことを知らずに観たんですよ。

この「ザ・プレデター」は、ボクが映画を観るようになる前の、映画ってこういうところが楽しいんだよ、という魅力が詰まった作品でした。良く言えば懐かしい、悪く言っちゃうと、ちょっと荒い。

各シーンにグッとくるものがある

ボクは、いつの間にか「緻密に作り込まれた世界観」を持っているものが、素晴らしい作品だと思うようになってました。

「新世紀エヴァンゲリオン」の影響かな。調べれば調べるほど、その作り込まれた世界にはまっていく、という快感を与えてくれるから、それを「いい作品だ!」って思うのかもしれないね。

この作品を観ていると、そんなことはどうでもよくなってくる。シーンごと、カットのひとつひとつで心を動かすことができれば、物語の整合性は多少犠牲にしてもいいんだぜ、っていう。

アクションに注目するか、傭兵たちのバディ感に注目するか、クリーチャーのデザインに注目するか。いいなあと思った部分は、映画に興味のなかった学生時代に気分が戻る。ここ、映画好きが熱くなって語るところなんだろうなあ、と。

そうか、こういう気持ちになるから、映画って楽しいんだな。ようやく、映画のよさが分かってきた。