しゃべるべき場所を作ってしゃべっていないと、ボクは重い気持ちになって死ぬかもしれない。

第4金曜日は、メディアスエフエム知多市PRチーム「梅子隊」のメンバーがパートナー。きょうは隊長の横井和美さん。

その横井さん、オープニングから様子がおかしい。笑いをこらえるのに必死。どうやら緊張感がないようだ。ボクの緊張感が。

本番30秒前まで全然関係ない話をしているし、オープニングでも「公開生放送でお送りしております。ブラインドが半分閉まってますが」と、言わなくてもいいことをしゃべるくらい、止まらない。そのテンションの高さに、どうしたのオリデさん、といった様子で、笑いが止まらなかったようだ。

確かに、睡眠時間は2時間半しかなかったし、番組前に新番組の打ち合わせをしていたことが多めのウォーミングアップになっていたことを考えると、ややエンジンをふかした状態でオープニングに入ったのは間違いない。横井さんはそれにビックリしたのかも。

自分の中では、もうひとつの感覚があった。堰を切ったようにしゃべる、という感覚。ここ数日、いや、この数週間、へたしたら数ヶ月くらいたまっていたものが一気にあふれ出したかのような感じだった。

やっぱり、しゃべるのが好きなんだなあと思った。普段の生活でしゃべればいいのだが、ほとんどしゃべらない。自分が主導してしゃべることって、最近あんまりなくなっている。

友達としゃべる時も、自分が聞き役に回る、というか、大人数では周りの人の話を聞いている方が性に合っていると感じている。自分がしゃべりだすと、どうもラジオのような話し方になってしまう気がして嫌なのだ。気のせいかもしれないが。

だから、ボクはひょっとすると、こういう環境でなければしゃべることができなくなっているのかもしれない。それが証拠に、この数ヶ月ボクに取り憑いていたどよーんとした気分が、すっかり晴れている。しゃべりがストレス解消になるのなら、明らかにしゃべってないということだ。

ああ、これは自分からもっと環境を作らなければいけないのか。自分がこの数ヶ月、後ろ向きな気持ちになっていたのは、しゃべりの量が足りなかったからなのか。今年も押し迫って気づいた、来年にやらなければならないこと。もっとしゃべる場所を作ることだ。