ミッドランドスクエアシネマで「モンスターズ・ユニバーシティ」を観ました。ボクは「モンスターズ・インク」を観たことがありません。「えーっ、モンスターズ・『インク』って、ink じゃないんだ! 会社ってことなんだ!」というくらい知らなかったんです。さて、そんなボクがこの作品を観たらどんな感想を持つんでしょう。

人間の子どもたちを怖がらせ、その悲鳴をエネルギー源として用いるモンスターの世界。そこに暮らすモンスター青年マイクは、明朗活発でポジティブな思考の持ち主だったが、仲間よりも体が小さくてルックスもかわいいことに劣等感を抱いていた。これでは子どもたちを絶叫させる“恐がらせ屋”にはなれないと、世界中のモンスターが憧れを抱く名門大学「モンスターズ・ユニバーシティ」に入学。期待に胸を膨らませる彼だが、そこにはサリーを筆頭に大きくて姿が恐ろしい“恐がらせ屋”のエリート候補生があふれていた。

引用元:映画『モンスターズ・ユニバーシティ』 – シネマトゥデイ

怖がらせ屋のモンスターたちって、怖くないですよね。ホントに怖かったら子どものが観られないもん。どちらかというとかわいい感じモンスターを怖いと思わせられないと成立しない、難しい作品なんだなあ。

正直「怖くないじゃん」って思いました。でもね、それを見事に読まれてまして。「怖くなかったでしょ? ね? ね? ね?」とスクリーンの向こうから言われた感じになっちゃって。ああ、手のひらの上にボクはいたのね。すっかりこの作品の世界にハマっていたのね。

子どもの頃は一番になるためのルートって、少ししか見えていなかった。でも、大きくなるとそのルートは消えてしまう。その代わりに、違うルートが見えてくるんだなあ…ってことを思いました。なんか、自分のこれまでのことも振り返っちゃいましたよ。

「モンスターズ・インク」のことはよく分からなかった。観終わって、周りに「で、マイクはああいう仕事をしているの?」と確認したくらい。もちろん、知らなくても楽しめました。むしろ、憧れて、追いかけて、敗れた人がこの作品を観るとが心を動かされるでしょうね。