この数日で2店、閉店まぎわのコンビニに入りましてね。 1店はリニューアルオープンするためなんだけど、もう1店は完全閉店。数日で2店入る、なんて結構な確率だ。


コンビニ 2015年 08 月号 [雑誌] (【オーナーの右腕をつくれ!】)

豊富にモノがあるのがコンビニのイメージだけど、閉店まぎわのコンビニに入ると違和感あるよ。普段見えないものが見えるんだもの。ほら、売上が上がらなくって苦悩している店長やオーナーが生き霊となって、レジの後ろにぼんやり立っている…って、そんなわけない。

普段見えていないのは、商品の陳列棚そのもの。豊富にモノがあるのがコンビニなんで、棚が見えるはずはないんですよね。それが、閉店まぎわのコンビニだと、商品を仕入れないから棚にモノが並ばないんだよね。

これがねえ、怖くて。コンビニが生き物に見えてきて、もうすぐ呼吸が止まっちゃうような気になったんです。モノがないから、コンビニが広く感じる。モノがないから、殺風景。店長やオーナーの生き霊ってのも、ウソに聞こえなくなる。

売上を上げるために、何年もがんばってきたんでしょ。それが、努力もむなしく閉店をしなきゃいけなくなった無念を想像すると、怖くて仕方がない。コンビニにモノがないってのは、非日常なんだなあ。

モノがあるってのは、嬉しい。モノがあるってことに感謝しなきゃと思ったよ。


まんがでわかるセブン‐イレブンの16歳からの経営学